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海外の人から見ると、基本的にキレイ・快適だと言われている日本のトイレ。代表はやはり洗浄機能付きトイレでしょう。日本では当たり前となっている自宅以外の無料のトイレですが、海外では有料で使わせるところも多いんだとか。その理由に、日本の人はきれいに使うのが常識とされているから、というのが大きいそうです。しかし「キレイ」「快適」だと広まっている日本のトイレ、そしてお風呂も江戸時代の頃はまったく今とは事情が違う代物でした。今回は、現代にあったら大問題にありそうな江戸時代のトイレとお風呂事情にスポットを当てていきたいと思います!
江戸時代のトイレ


日本の清潔なトイレ、江戸時代にはまず家に個別のトイレがありませんでした。庶民は長屋と呼ばれる横長の平屋アパートのような建物で暮らしていて、10世帯ほどが同居している建物に2つのトイレが標準だったといいます。共同トイレ、かつ男女共同は当たり前でした。
さらにドアはあったものの現代のように完全な個室ではない為、男性の場合は立った状態で下半身しか隠すことが出来ない構造だったんです。「ということは女性は?」と思いますよね。女性の場合、しゃがんでしまうと完全に見えない状態になるため、自分が入っているアピールをするためには顔を上げてドアの上に姿を表す必要がありました。そんなドアの構造から、いつでも上から覗ける状態なので女性は常に「いつ覗かれるかわからない」恐怖と戦い、落ち着いてトイレに入ることができなかったそうです。完全個室の現代では考えられないですよね。
江戸のトイレその2


この見出しはお食事中の方はちょっとご注意な話。江戸時代のトイレは水洗トイレではなく、木造の学校で当たり前だった「ボットン便所」が使われていました(上の画像は現代のボットン便所なので、まだキレイな方なんだとか)。江戸時代では溜まった糞尿は回収・肥料として利用され、汲み取った糞尿が現金で買収されていたり、野菜などの作物との交換になることもあったのです。当時はどの家も木造建築だったので、今よりも風通しが良くトイレの臭いもかなり家の中に漏れていたとされています。現代でも一部の地域ではそうですが、汲み取り屋が来て作業する日や時間帯は悪臭がさらに臭いを増して、強烈過ぎる臭気を放っていたといいます。今の清潔な水洗トイレで本当に良かったと心から思えますね。
江戸時代のお風呂


江戸時代のお風呂もトイレ同様、お金持ちでも基本的に個人の家には無く「銭湯」が当たり前でした。その為、庶民や職人、お金持ちもみんな一緒のお風呂に浸かることが普通で、朝と夜の2回入る事が基本。多い人は1日に4回も5回も入るんだとか。中でも大工などの職人は木屑で汚れやすい仕事だったので、頻繁に入浴する人が多かったそうなんです。
銭湯が開かれた頃は混浴が基本でしたが、風紀が乱れるという理由から後に混浴は禁止されました。また、武士の刀を置く専用の座敷が備えられていることも必須だったそうです。当時の銭湯利用の料金は現在の貨幣価値に換算すると、大人で約120円、子どもが約90円ほどの、おそば1杯分の約半分程度とされていました。1ヶ月に約2200円程度で入浴し放題の「羽書」というフリーパスも存在していたんだとか。今も昔もフリーパスの概念が存在していたと知って、ちょっと親近感がわきました。今から江戸時代に行きたいかと聞かれても、おそらく頷く人はあまりいないでしょう。

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